2017年10月25日

養鶏用発酵飼料仕込みました!



本日は滋賀県東近江市にありますNPO法人茗荷村様より養鶏用に発酵飼料を仕込みたいとのオファーを受け現地に行って参りました。現在は市販の配合飼料をメインに給餌されているそうです。

茗荷村では養鶏の他にさまざまな野菜や作物も栽培されており、米、小麦、大豆の中で販売できないものを発酵飼料化することで有効活用することを望まれています。また、飼料を発酵処理することで栄養価や消化性、嗜好性を高めたり、ニワトリの病気への抵抗性を高め歩留まりを改善できることが期待されます。

とくにニワトリは豚や牛などの他の家畜と比べて消化機能が単純なため消化率が低く、飼料の発酵処理により消化を助け、発酵菌やそれらが生み出す種々の発酵生成物がニワトリの腸内環境を整え、健康状態の維持増進に繋がるなどの効果が得やすいのではないかと思います。

IMG_0929.jpg
大豆を粉砕したもの

そこで今回は米、小麦、大豆約250kgで発酵飼料を仕込み、あわせて現在使用されている市販配合飼料についても同様に240kgを発酵飼料化するために仕込みを行いました。

IMG_0935.jpg

材料に対し3%の米糠と0.2%のバイムフード(発酵菌種)を加えてよく混ぜ、少しずつ水を打ちながら水分調整を行います。発酵菌の増殖を促すため、トウゲン1号も水に溶いて加えました。

IMG_0938.jpg


IMG_0943.jpg

材料自体が肥料と比べるとカロリーも高く発酵しやすい状態であるので水分量は肥料を仕込む際よりもやや控えました。

市販配合飼料は原料が適度に粉砕されておりさらに発酵しやすそうな印象を受けました。こちらも同様に仕込みを行いました。

IMG_0945.jpg
米、小麦、大豆で仕込んだ発酵飼料


IMG_0949.jpg
市販配合飼料も発酵処理


IMG_0950.jpg
材料を充分混合して水分調整が済んだら山脈型に整えて毛布と布団で保温します。


順調に行けば明日には少しずつ温度が上がりだし、明後日には第一回目の切り返しを行えると思います。茗荷村で栽培された米、小麦、大豆でつくる発酵飼料、良いものが出来上がることを期待したいと思います。




島本バイム農場 山添
posted by 酵素の世界社 at 17:55| Comment(0) | 山添研究員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月08日

真農エキス1号の真価

IMG_9998.jpg

こちら甲賀市は稲刈りシーズン真っ只中です。今年は日照不足が影響して全体的に収穫量は平年を下回り、乳白米も多いそうです。このような抗いようのない天候不順に打ち勝つには日ごろからの地道な土づくりと、糖の葉面散布が有効です。そして昨年より弊社で販売している『真農エキス1号』の出番です。

IMG_0094.jpg

真農エキス1号は『植物体の含糖量を低下させることなく窒素を速効的に効かす』をコンセプトに開発した資材です。植物に肥料を与えると肥料中の窒素と植物体内で光合成により作り出した糖を材料にしてアミノ酸を合成し、そのアミノ酸をもとにしてタンパク質を合成します。アミノ酸合成のために糖は消費されるので、植物体内の含糖量は低下し、それが原因で新根の発生や植物体の生長に一時的にブレーキを掛けてしまいます。植物の生長のために肥料を与えたのに、それによって植物の生長にブレーキをかけることは本末転倒です。また、日照不足などの天候不順時は光合成が充分行われず、含糖量が低下するため、肥料を与えたくても与えられないという状況にもなります(微生物農法ではこのような場合、定期的な糖の葉面散布で糖を補給してあげることで対応します)。

真農エキス1号はこの『肥料を与えることによる含糖量の低下』という問題を解決すべく、『肥料養分』と『糖』をセットにしました。魚肉タンパク質由来のアミノ酸が速効的に効き、かつ活性ブドウ糖が含糖量を高いレベルで維持することで、天候不順時に一層の効果を発揮します。

IMG_0089.jpg

写真のナスは試験的にプランターで育てたものです。元肥のみ真農特号を使い、追肥は真農エキス500倍希釈液を週1回潅水しました。実が成りこんできてからは400倍希釈と、少し濃い濃度で潅水しました。

IMG_0091.jpg

プランターの中の土の量はバケツ1杯半ほど。わずかな土の量だからこそ、土の環境と根の状態が良くないとうまく作物は育ちません。アミノ酸とブドウ糖の補給で植物体内の窒素と糖のバランスを理想的な状態に保ち、糖と各種発酵生成物の効果で新根の発生を促すことでプランターでもここまで大きな茄子を育てることができます。畑がなくてもこの茄子が2〜3鉢あれば家族だけでは消費し切れない量の茄子がとれ続けることでしょう。

FullSizeR (2).jpg

稲にも真農エキスの潅水を行いました。その効果もあってか、バイム農場では平年並みの収穫量を確保することができました。アミノ酸の効果でどういう味に仕上がっているかが楽しみです。

植物体の含糖量を低下させることなく窒素を速効的に効かすことができるアミノ酸たっぷりの真農エキス1号。すばやく効いて、野菜や果実の味も良くなります。家庭菜園でも使っていただきやすいように1kg入りのパッケージもご用意しました。来年はプランターで茄子を育ててみませんか?ちなみに写真の茄子はしばらくの間、水口町の水口園芸さまで展示させていただくことになりました。お近くの方はぜひ真農エキスの効果を確かめに水口園芸さままでお越しください。真農エキス1号やその他資材について、詳しくは酵素の世界社までお問い合わせください。





島本バイム農場 山添
posted by 酵素の世界社 at 18:35| Comment(0) | 山添研究員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月29日

第188回 微生物農法定期講習会開催!

8月23日〜26日にかけて、第188回微生物農法定期講習会を開催いたしました。

IMG_9889.JPG

天気にも恵まれ、こちら滋賀県ではおそらく今年一番ではないかと思われる暑さの中での講習会となりました。今回の講習会で印象深かったのは若い世代の方が非常に多かったということです。いつもであれば若い方からベテランの方まで老若男女さまざま方が来ていただけます。今回はベテランの方ももちろんいらっしゃいましたが、若い方の比率がこれまでよりもぐっと高かったように思います。初めて講習会に参加された方も多く、少しでも多くのことを学んで帰るという強い意志が伝わってきました。

IMG_9890.JPG

私自身試験農場で天恵緑肥と黒砂糖拡大バイエム酵素液の仕込み実演をさせていただきましたが、みなさんとても熱心に聞いてくださり、また沢山の質問もいただきました。天恵緑肥と拡大バイエム酵素液は広い場所や重機が無くても簡単に仕込むことができる微生物資材です。今回初めて微生物農法に触れていただいた方には、まず天恵緑肥や拡大バイエム酵素液から挑戦していただければ、発酵のチカラを実感してもらえると思います。

IMG_9891.JPG

そして今回もう一つ特徴的だったことはとても国際色豊かであったことです。ベトナムから4名、現在約1ヶ月間の研修中のアメリカ人の方、そして韓国酵素の世界社からジヨンさんも駆けつけてくれました。現在ベトナムから微生物農法を取り入れたいという声をいただいています。今回は技術修得のため4名の方が講習会に参加し、うち1名は講習会後さらに1週間試験農場で学び、理解を深めていただいています。

IMG_9893.jpg

ここ数年海外からの問い合わせや相談を今まで以上に沢山いただいており、アジア諸国はもちろんその他の地域まで微生物農法は広がり、根付きつつあります。農業発展途上国での食糧増産だけではなく、近年では農業先進国でも生産物の品質をさらに高めることで高付加価値化、差別化できるように微生物農法を導入したいというケースも増えています。

IMG_9892.JPG

講習生の方と話していると、微生物農法を実践していてわからないことがあっても周りに聞ける人がいないという声を良く聞きます。わからないことがあったら酵素の世界社まで電話、メール、Facebookや当ブログを通じてでも構いませんので気軽にお問い合わせください。遠方にいても写真や動画等で技術をお伝えすることは可能です。我々も会員様のお役に少しでも立てるように、これからも試験農場で技術を磨き、成果を発信していきたいと思います。



(島本バイム農場 山添)
posted by 酵素の世界社 at 17:30| Comment(0) | 山添研究員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする