2017年02月04日

土こうじ 仕込み中です!


昨日からバイム農場では土こうじを仕込んでいます。

『土こうじ』とは山土(粘土)に有用微生物を培養したもので島本微生物農法独自の技術であり、堆肥とともに土づくりにおいて重要な役割を果たします。土こうじ中には糸状菌(コウジ菌などのカビ)、酵母菌や放線菌等がたくさん繁殖しており、またこれらが生み出した発酵生成物(各種酵素、核酸、ビタミン類、植物ホルモン様物質)が豊富に含まれています。

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主材料の山土を粉砕したものです。

土こうじを圃場に施用することで土壌病害菌の繁殖を抑え、土壌中の未分解有機物を分解・可溶化し、また発酵生成物の作用で植物の根張りを良くし、生理機能を高める効果が期待できます。主材料の山土自体が多孔質であるため、土壌のCEC(保肥力)も改善・向上します。




今回は

・山土       3トン
・米糠       90kg
・バイムフード   6kg
・デンプン     6kg
(デンプンはトウゲン1号3.6kgで代用可能)

の配合で仕込みを行いました。




山土、米糠、バイムフードを混合し、熱湯で糊状に溶いたデンプン液を散布して攪拌、水分調整を行います。糊状に溶いたデンプン液はバイムフードに含まれる有用微生物が最初に食いつき、増殖していくためのエサになります。

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水分量の目安は手で握ると塊になり、指で突くと簡単にほぐれる状態です。


水分調整が済んだら山脈状に堆積して毛布と布団を被せて保温します。冬場は外気温が低く、発酵熱の立ち上がりが悪いので熱湯を入れた1斗缶を湯たんぽ代わりに中に入れてやります。

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今回は1山に1斗缶を6つ入れました。数に余裕があればもっと増やしても構いません。さらに今回は農業用の電熱マットをカイロのように毛布の中に敷きました。

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あとは温度が上がるのを待つばかりです。



ちなみに今回はスペースの都合で土こうじ3トン×3山=約9トン分を仕込みました。

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仕込みから24時間経過しましたが、まだ温度は上がっていません。しばらく様子を見たいと思います。



(山添)
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2017年02月03日

第187回微生物農法定期講習会開催!

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一月二五日〜二八日にかけて、第一八七回微生物農法定期講習会を開催いたしました。講習会開催前日まで滋賀県では雪が降り続き、雪の融けきらない中での開催となりました。毎回講習会にはこれから微生物農法を学んでいきたいという方からベテランの会員様まで様々な方が参加されます。今回は約50年前に研修生として農場で学んだという方も見えられました。研修生として在籍されていた当時から弊社社屋や研究農場、また水口の町並みも大きく様変わりしたと思いまが、そこここに残る形跡や弊社会長と再会され、しみじみと当時を懐かしんでおられました。その方から当時の様子が伺える大変貴重なお写真もたくさん拝見させていただきました。

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会員様と歩んできた酵素の世界社の歴史をうかがい知ることができる貴重な資料として、今後も大切に使わせていただきたいと思います。

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講習会では『なぜこうしなければならないのか?』という部分をしっかりと理解し、納得していただけるような講義を目指しております。微生物農法の手法の多くは、いわゆる慣行農法と比較すると手間や労力がかかります。それでもあえて手間と労力をかけて圃場に堆肥を投入し、発酵肥料を仕込み、葉面散布を行うのはなぜか?例えば堆肥の施用について、短期的には手間や労力がかかるように見えても、その結果として効率的な農業を安定的かつ持続的に営むことができれば、堆肥を投入するということが手間ではなく、必要不可欠なことであると真に理解していただけるでしょう。

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貴重な時間を費やして講習会を受講していただいたのですから、ご自身の圃場に戻られてから何か一つ、簡単なことからでも構いませんので、講習会で学んだことを実践していただければと思います。いきなり堆肥を仕込むことは大変かもしれませんが、トウゲンの葉面散布をしてみる、葉面散布が難しければ潅水に使ってみる、ということはすぐにでもできるかもしれません。今回の講習会受講が単なる自己啓発に終わるのではなく、ご自身の農業がより良くなるための契機としていただくために、アクションを起こしていただければ幸いです。うまくいかないときはバイム農場まで気軽にお問い合わせください。


(山添)
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2016年12月09日

白ネギシーズン到来!

昨年に続き今年も栽培しているバイム農場の白ネギ!本日試し掘りを行いました。

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今年は夏以降全体的に平年より気温が高く、9月以降は雨や曇天の日も多くネギ栽培にとっては決して条件の良い年ではなかったと思います。その影響か、ネギの太りは昨年よりやや劣るような気がします。

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ですが今年は定植時の植え溝を昨年よりも深くしたこと、最終土寄せ(止め土)をしっかり行ったことで軟白長を40センチ以上確保することができ、また白と緑の境目のコントラストもはっきりとつけることができました。

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2015年のネギでは止め土をしっかりと行わなかったため、白から緑の境目の部分が10センチくらいぼんやりとグラデーションのようになってしまいました。一般に白ネギは白から緑の境目の部分のコントラストがはっきりとしているもののほうが好まれ、商品価値も高いとされています。

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※『止め土』 通常の土寄せは分岐部の下まで行います。夏場に分岐部の上まで土寄せすると軟腐病発生の恐れがあるので避けます。最終土寄せは分岐部までしっかりと土で覆い、緑と白のコントラストを際立たせます。



今年は『より太く、より長く』を目指して栽培に取り組みましたが、また次年度に向けての課題ができました。改善すべき点はすでにいくつか見えてきているので、来年の作付けが今から楽しみです。


山添(バイム農場)
posted by 酵素の世界社 at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 山添研究員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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